便秘と排便のメカニズム

便秘ってどうして起こるのだろう?そう思い、排便のしくみについて調べてみました。食べたものは消化され、小腸で栄養分が吸収されます。さらに大腸で水分を吸収した後に排泄されます。
簡単に言えばこれだけのことですが、さらに掘り下げてみました。
ぜん動運動と便意のしくみ
大腸は上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸からなり、肛門へ続く直腸へ続きます。この下行結腸からS状結腸にかけての収縮運動を「胃・結腸反射」といいます。大腸のぜん動運動のことですね。
食べ物や水分をとると引き起こされ、1日に3、4回起こっています。この反射が起こると便は直腸へ移動し、腸神経叢が刺激されます。腸神経叢の刺激によって直腸反射が起こり、知覚神経に伝わり便意を感じるしくみです。「胃・結腸反射」には約1億個もの腸神経が関わっています。これほど繊細で緻密なつくりなのです。
最後は脳で選択する!
大腸のぜん動運動が起こり、便が直腸へ移動し知覚神経から脳へ便意が伝わった後のしくみを知っておきましょう。脳が便意を感じると腹筋が収縮します。
その収縮運動によって横隔膜が動き、便をさらに直腸へ進めます。この動きによって直腸の収縮が起き、肛門の周りの筋肉も収縮して便は肛門へ押し出されます。
ここで「我慢する」か「いきむ」か選択されるのです。「いきむ」を選ぶと腹筋を使って腹圧をかけます。
さらに肛門を開け閉めする筋肉を緩めて排便されます。すごい連携プレーです。どこかが不具合があると排便されないくらい分担されていますよね。
そう、どこかが不具合がある場合が「便秘」という状態なんです。
大腸ってすごいんだ!
私が大腸から受けた印象は「精巧にできている」というものです。排便だけのしくみを見てもこれだけ細かい仕事をつないでいるのに、大腸にはさらに腸内環境などの要因もあります。
考えてみれば臭いのある便をしっかりしまっておけるお尻ってすごいですよね。腸の中の健康はからだ全体の健康につながっていると思います。排便する力をつけ、腸内環境の改善につとめてみてはいかがでしょうか。
