腸内フローラの病気、がん予防研究が進んでいる
バクテロイデスが肥満を防ぐ
後六年前から腸内細菌の種類がわかってきているようです。
今までは腸内細菌についてほとんどわかっていなかったという経過があるようです。
体内の腸の中に存在する正常細菌叢は腸内フローラと呼ばれているようです。
この腸内フローラが全身に影響を与えています。
肥満の人の腸内細菌をマウスに移植するとマウスも肥満になるという研究がありました。
バクテロイデス という細菌が腸内に少ないのが原因だと突き止めました。
このバクテロイデスがたんさ(短鎖)脂肪酸を作り出し、が肥満を防ぐ効果があるというのです。
腸内にバクテロイデスという細菌を増やせば肥満は防げる可能性がでてきました。また肥満から起こり得る病気、糖尿病や心筋梗塞などのリスクも同時に減るということになりますね。
腸内フローラは糖尿病を治せる可能性がある
腸内フローラで糖尿を治すことも可能かもしれないという研究があるのです。
肥満の原因のひとつは短鎖脂肪酸によるもので体内の短鎖脂肪酸が減るとインシュリン分泌量も減ります。
アメリカのフランク・グリーンウェイ博士による研究で、短鎖脂肪酸を作り出すことができる腸内細菌自体を増やす薬を飲むとインシュリン分泌量も増えたという研究結果があるようです。
つまりバクテロイデスが腸内で増えて短鎖脂肪酸を作り出すことが可能になれば治療が可能になるということですね。
将来は飲み薬で肥満を治療する時代になるかもしれませんね。
腸内細菌のちからでがん予防も可能性がある
がん予防にも、有明病院で腸内フローラをしらべている 原英二さんがいらっしゃいます。
有明菌という名前がつき、dcaというがんを引き起こす物質を出します。これは人の細胞にさようして細胞老化させるというのです。老化した細胞は発がん物質を作り出して周囲にがんを作るのです。この研究は科学雑誌サイエンスに取り上げられ世界中で注目されています。
肥満になると体内のアリアケ菌が増えることもわかってきました。肥満になるとがんのリスクが増えるというのは昔から知られていましたが原因がよくわかっていなかったようですが腸内細菌が理由の一つだろうと実証ができたのです。
このアリアケ菌は前立腺、乳がんなどのいわゆる五大癌の原因になりえるようです。アリアケ菌を抑えることができればがん予防に効果がありそうです。
またこの原さんの研究チームはがんを予防する腸内細菌も発見されました。
ナッツ菌と呼ばれるもので、前立腺がんを予防する菌だとわかっているようです。いままでがんに対して早期発見して治療するのが一般的でしたが、腸内細菌の病気予防効果によってがんに対しても予防医学ができるかもしれません。予防というのは、特定のがんや病気だけでなくあらゆるリスクに対して効果が期待できます。
今、原因不明の病気も腸内細菌の働きの解明で原因がわかってくるかもしれません。
現在実際に行われている治療で便の中の細菌を移植する治療があるようです。他人の有用な菌を取り入れることで本当に病気が治りることが証明されてきているので、そう遠くない将来は腸内フローラによる治療も一般的になるかもしれません。
腸内フローラを育てて健康を維持するには
腸内フローラを育てるためには食物繊維、オリゴ糖、乳酸菌などの善玉菌が必要です。それらの要素も質の良いものを選んだほうが効率が良いでしょう。
純度の高いものを選ぶと余分なカロリーを抑えられます。オリゴ糖は純度の低いものを選ぶと糖質のとりすぎになりますので、特に妊娠中は気を付けたほうが無難だと思います。食物繊維なども非水溶性、水溶性食物繊維とバランスをとりながら腸内フローラを育てていくと良いと思います。

