腸内環境は変えられる?
腸内細菌の腸内での変遷
便秘と腸内細菌について調べていくうちにわかったことは、腸内細菌はどうも私たちの健康や免疫系統に重大な影響があるようです。
腸内細菌の種類によって肥満を予防できるとか、
ガンを予防できるとか、
鬱病にまで効果があるという、
かなり具体的な研究成果があがってきていますね。
そこで考えたのですが、腸内細菌を私たちにとって都合のいいものでラインナップしたら皆、健康で肥満がなく、ガンになりにくいからだになるのでは?
おなじ人間で、体温もほぼ一定の場所で同じ菌を住まわせることなど簡単なのでは?
今回はそこをぐっと掘り下げてみました。
腸内細菌は指紋と同じ精度で個人を特定できるらしい
腸内細菌で個人が特定できる、という記事をニュースサイトで読みました。

サンプル採取から1年後に、腸内バクテリアによって全体の最大86%の人々を特定できた。
皮膚サンプルの信頼性はこれより低く、サンプル採取1年後に全体の約3分の1の人々を個人照合できたという。
だが、サンプル照合が不可能なことはあっても、誤認識はほとんど発生しなかった。
大抵の場合、照合ができるかできないかのどちらかで、違う人が特定されることはめったになかった。
すごいです!というかちょっと恐ろしいですね。もうウンチで個人が特定できるってことですから。
その辺に野ぐそ(失礼!)できませんね、すぐ誰だかわかります。
いずれ刑事事件の証拠にも採用されそうです。
。。。ちょっと検索してみたら既に便からDNAは採取できる技術があるようですね。
「人体に生息する細菌のDNA配列を用いることで、ヒトDNAサンプルを必要とせずに、同種の関連付けを行えることを明らかにした」
このくだり、つまり腸内細菌が宿主の名刺?代わりになっているんでしょうか。どうやって関連付けているのか興味が尽きません。
腸内環境改善は無駄なのか?
この研究は1年というスパンの中で、ヒトの腸内細菌の変遷はさほど変わらないということを証明している点で重要だと思います。
ただ、被験者ががん予防などのためにある細菌を増やそうと工作したというような情報がありませんので、日常を変わらず過ごしているなら腸内細菌は一定のまま保たれているということのようです。
色々と研究を探してみましたが、食べ物や習慣から腸内細菌を増やす、環境を変えるというような資料はまだ見ていません。
「体質」というものはこういった変えがたい環境からくるもので、健康に恵まれる人はずっと恵まれ、そうでない体質の人はずっと改善されないのでしょうか。
逆の発想?便を移植する治療
科学雑誌ネイチャーに出ていた論文が今は最新の腸内細菌治療だと思います。
これは腸内細菌を便から取り出して、肛門から注入するというもの。
ちょっと生理的に嫌悪感を感じるかもしれませんね。
でも同じような医薬品でビオフェルミンがあります。ビオフェルミンはヒト由来の乳酸菌です。
これはヒトの便から乳酸菌を取り出した医薬品です。
腸内で生きていた乳酸菌なので強いですし、大きな効果が期待でき、今さらに注目が集まっています。
昔は大名など良いものを食べていた人たちの糞便が高く売れたようです。
今は、理想の腸内環境の便や、有益な細菌を持っている人の便が高く売れる時代になっているのかもしれませんね。
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